用語集
二重敬語にじゅうけいご
1 つの動詞に敬語を二重に使う過剰表現。 「おっしゃられる」 等は不適切。
1 つの動詞に敬語を二重に使う過剰表現。 「おっしゃられる」 等は不適切。
二重敬語とは、1つの動詞に敬語を二重に使う、行きすぎた表現のことです。ていねいにしようとして敬語を重ねすぎると、かえって不自然になります。ふつうは不適切とされます。
| まちがい(二重敬語) | 重なっている所 | 正しい言い方 |
|---|---|---|
| おっしゃられる | おっしゃる+られる | おっしゃる |
| ご覧になられる | ご覧になる+られる | ご覧になる |
| お召し上がりになる | 召し上がる+お〜になる | 召し上がる |
たとえば「先生がおっしゃられた」は、「おっしゃる」だけですでに尊敬語なので、「られる」をつけると二重になります。正しくは「先生がおっしゃった」です。
注意 敬語は一つの動作に一つで十分。「ていねいにしすぎて二重になっていないか」を見直す力も6年生で身につけます。
二重敬語とは、一つの動詞に同じ種類の敬語を二重に使ってしまう誤りです。
| 誤った例 | 理由 | 正しい例 |
|---|---|---|
| お召し上がりになる | 「召し上がる」がすでに尊敬語 | 召し上がる |
| 拝見させていただく | 「拝見」がすでに謙譲語 | 拝見する |
| お見えになられる | 「お見えになる」に「れる」が重なる | お見えになる |
たとえば「召し上がる」はそれ自体が尊敬語なので、さらに「お〜になる」を重ねると過剰です。文化庁「敬語の指針」では二重敬語は原則として誤りとされますが、「お召し上がりください」など一部は慣用として広く使われています。
注意 「敬語は重ねるほど丁寧」と思い込むと二重敬語になります。一つの動詞には一つの敬語、を基本にしましょう。中2で必ず注意すべき落とし穴です。