用語集
帰納と演繹きのうとえんえき
個別の例を積み 重ね て 一般法則 を 導く の が 帰納、 一般法則 から 個別 の 結論 を 導く の が 演繹。
帰納と演繹は、論を進める二つの方向を表す考え方です。論説文の論理構造を読み解くときに役立ちます。
| 種類 | 流れ | 例 |
|---|---|---|
| 帰納 | 個別の例 → 一般法則 | ハトも犬も死んだ → 生物は皆死ぬ |
| 演繹 | 一般法則 → 個別の結論 | 生物は皆死ぬ → だから私も死ぬ |
帰納は例が多いほど結論が強くなりますが、「数え上げただけでは完全には証明できない」という弱さがあります。科学で反証(一つでも反例があれば否定)が重視されるのはこのためです。演繹は三段論法がその代表で、前提が正しければ結論も必ず正しくなります。
試験では 「この文章は帰納と演繹のどちらで論を進めているか」が問われます。例を積み重ねていれば帰納、一般論から個別を導いていれば演繹と見分けましょう。