用語集
をかしおかし
古文 で「趣がある・かわいらしい・素晴らしい」 の 意。 『枕草子』 の キーワード。
国語
をかしは、古文で知的で明るい美的感動を表す形容詞です。一語に固定の訳はなく、文脈に応じて幅広く訳し分けます。清少納言『枕草子』を貫くキーワードで、鋭い観察と知性の喜びを表現します。
| 文脈 | 訳語 |
|---|---|
| 自然・景物 | 趣がある・風情がある |
| 人や小さなもの | かわいらしい・愛らしい |
| 才知・出来事 | 興味深い・すばらしい |
| 言動 | 滑稽だ・おかしい |
「春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは……」で始まる『枕草子』冒頭は、四季それぞれの「をかし」と感じる瞬間を切り取った代表例です。
ポイント 同じ美を表す「あはれ」がしみじみとした情緒(情)を重視するのに対し、「をかし」は明るく知的な面白さ(知)を表すと対比されます。「あはれ=情」「をかし=知」と覚えると識別しやすくなります。