用語集
主観/客観しゅかんきゃっかん
代表的な二項対立の一つ。 個人の感じ方 (主観) と、 誰から見ても成り立つ事実 (客観) の対比。
国語
主観(subjective)と客観(objective)は、近代以降の評論で頻出する基本的な二項対立です。
| 主観 | 客観 | |
|---|---|---|
| 意味 | 個人の心の働きとして現れる感じ方・考え方 | 誰から見ても成り立つ事柄・立場 |
| 例 | 「このコーヒーはおいしい」 | 「このコーヒーは80度だ」 |
| 評価のされ方 | 偏り・思い込みとされがち | 信頼できる・正しいとされがち |
ただし評論では、この単純な二分法を問い直す論がよく登場します。「完全に客観的な立場など存在するのか」「自然科学の観察も、何を測るかという主観的な選択に依存しているのではないか」というように、境界線そのものを揺さぶるのです。
注意 「客観=正しい、主観=劣る」と単純に決めつけないこと。評論はしばしば、客観性の前提を疑い、主観と客観の境界が思うほど明確でないことを論じます。