用語集
公共の福祉こうきょうのふくし
個人の人権と他者の人権が対立する場合の調整原理。
社会
公共の福祉とは、個人の人権と他の個人や社会全体の利益が対立した場合の調整原理のことです。「人権は無制限ではなく、公共の福祉によって制約される場合がある」とされます。
| 自由 | 公共の福祉による制約の例 |
|---|---|
| 表現の自由 | 他人を傷つける名誉毀損は禁止 |
| 営業の自由 | 消費者保護のため規制を受ける |
| 財産権 | 道路建設のため土地を収用 |
たとえば「言いたいことを言う自由」はあっても、うそで他人の名誉を傷つけることは許されません。ただし、安易な制限は人権の空洞化を招くため、「必要最小限度の制約」かどうかが厳しく問われます。
ポイント 公共の福祉は「人権どうしの調整」が本質。人権を制限するための便利な口実ではなく、あくまで必要最小限である点に注意。