››
クライアントからOracle Databaseに接続するには、Oracle Netの構成が必要です。
クライアント → リスナー → サーバー・プロセス → データベース
リスナーは、データベースへの接続要求を待ち受けるプロセスです。
| 設定項目 | 説明 | デフォルト |
|---|---|---|
| リスナー名 | リスナーの識別名 | LISTENER |
| プロトコル | 通信プロトコル | TCP |
| ポート番号 | 待ち受けポート | 1521 |
lsnrctl start # リスナーの起動
lsnrctl stop # リスナーの停止
lsnrctl status # リスナーの状態確認
lsnrctl services # 登録されたサービスの確認| ファイル | 場所 | 用途 |
|---|---|---|
| listener.ora | サーバー側 | リスナーの構成 |
| tnsnames.ora | クライアント側 | 接続先の定義(ネット・サービス名の解決) |
| sqlnet.ora | 両方 | ネットワーク全般の設定(暗号化、認証等) |
ポイント: マルチテナント環境では、CDB内の各PDBはそれぞれ固有のサービス名を持ちます。クライアントはサービス名を指定して特定のPDBに接続します。
データベースの障害に備え、定期的なバックアップが不可欠です。
| 種類 | ツール | 特徴 |
|---|---|---|
| 物理バックアップ | RMAN | データファイル・制御ファイル等をそのままコピー。高速・確実 |
| 論理バックアップ | Data Pump(expdp/impdp) | データを論理的にエクスポート・インポート |
RMANはOracle標準の物理バックアップ・リカバリ・ツールです。
# RMAN起動
rman TARGET /
# データベース全体のバックアップ
RMAN> BACKUP DATABASE;
# データベースと制御ファイルの自動バックアップ
RMAN> BACKUP DATABASE PLUS ARCHIVELOG;
# バックアップの確認
RMAN> LIST BACKUP;| 方式 | 説明 | 要件 |
|---|---|---|
| 全体バックアップ | すべてのデータファイルをバックアップ | 時間がかかるが復旧が単純 |
| 増分バックアップ | 前回以降の変更ブロックのみバックアップ | 高速だが復旧手順が複雑 |
| レベル | 説明 |
|---|---|
| レベル0 | 全データブロックのバックアップ(基準となるバックアップ) |
| レベル1(差分) | 前回のレベル0または1以降の変更ブロック |
| レベル1(累積) | 前回のレベル0以降のすべての変更ブロック |
| 障害 | 説明 | 対処 |
|---|---|---|
| インスタンス障害 | 停電等によるインスタンスの異常停止 | 再起動時に自動リカバリ |
| メディア障害 | ディスク破損等によるファイルの損失 | RMANでリストア+リカバリ |
| ユーザー・エラー | 誤ったDELETE文の実行等 | フラッシュバック機能で復旧 |
1. リストア — バックアップからファイルを復元
2. リカバリ — REDOログを適用して最新状態に復旧
3. データベースのオープン
RMAN> RESTORE DATABASE;
RMAN> RECOVER DATABASE;
RMAN> ALTER DATABASE OPEN RESETLOGS;Oracleには[データベース]の監視と最適化を支援するツールが用意されています。
Oracle Enterprise ManagerはWebベースの管理ツールで、データベースの監視・管理・チューニングをGUIで行えます。
-- インスタンスの状態
SELECT STATUS FROM V$INSTANCE;
-- セッション情報
SELECT SID, SERIAL#, USERNAME FROM V$SESSION;
-- 表領域の使用状況
SELECT TABLESPACE_NAME, STATUS FROM DBA_TABLESPACES;| アドバイザ | 用途 |
|---|---|
| SQL Tuning Advisor | SQL文の実行計画を分析し改善案を提示 |
| Memory Advisor | メモリ割当ての最適化を提案 |
| Segment Advisor | セグメントの縮小候補を特定 |
| ADDM | 自動診断で性能ボトルネックを特定 |
| 概念 | ポイント |
|---|---|
| リスナー | デフォルトポート1521、lsnrctlで管理 |
| 接続構成 | listener.ora(サーバー)、tnsnames.ora(クライアント) |
| RMAN | 物理バックアップの標準ツール。増分バックアップ対応 |
| リカバリ | リストア→リカバリ→オープンの3段階 |
| EM/アドバイザ | GUIで監視・チューニング支援 |